Digital 講座

デジタルカメラ講座(基礎)

【フォトレタッチの基本・モノクロームを創るU】

■ No.7 ■

基本的なモノクロ画像の創り方として、このページではNikon Capture、OLYMPUS Studioを使ってみましょう。


Nikon Capture 4

元画像 モノクロ化完成画像
画像拡大できます

Nikon Capture表示画面
画像拡大します  写真をファイルから開いた状態です。画像の上にある「撮影情報」をクリックすると、画像のメタデータが表示されます。それぞれが分離していて、左側に「クイックツール」、右側に「ツールパレット」があります。
 画像をいっぱいに表示し、「Tab」キーでパレットを表示したり、消したりすることができます。画像を良く見たいときには便利な機能です。

追加RAW現像
画像拡大できます  カラー、モノクロに限らず、この「追加RAW現像」での補正は、強めにしても劣化が少ないので、ほぼここで完成に近い状態に持っていくようにします。
 モノクロでは、彩度を上げておくとメリハリのある写真になるので、色の飽和にならない程度に、ここで「強め」にしておきます。

色変換 モノクロにする
画像拡大できます  色変換を「モノクロ」にします。その後、スライダーで各色を微調整します。

トーンカーブ RGBを補正する
画像拡大できます  トーンカーブで「RGB」や各色それぞれを調整します。ここでは左図のようにそれぞれの色のトーンカーブができました。ヒストグラムもトーンを充分に使います。

LCHエディタ 明るさ・コントラストをつける
画像拡大できます  LCH(Light/Color/Hue)エディタで、「明度(マスターモード)」「カラー明度」「彩度」「色相」を調節するパレットです。
 ここでは「明度(マスターモード)」を使って、明るさ・コントラストを出します。

ヴィネットコントロール 周辺を覆い焼きする
画像拡大できます  画像の中心部を引き立たせるために、周辺を焼き込みます。周辺が暗くなり、中心部が明るくなります。その度合は、スライダーで微調整してください。
 この写真では「−100」にしました。

アンシャープマスク シャープ性を高める
画像拡大できます  最後にシャープ処理をして完成です。

 この画像はWeb用に画像解像度を下げていますので、大きなプリントには向きません。完成画像は上の「モノクロ化完成画像」です。



※画像には著作権があります。個人で楽しまれる以外には無断で応用することはできません。
Nikon Capture メーカーサイト  Nikon Capture NX
この他にプラグインソフトの「nik Color Efex Pro 2.0」を使うと、より高度なレタッチができます。


OLYMPUS Studio 1.51

元画像 モノクロ化した画像(完成)
画像拡大できます

色相・彩度・明度 モノクロにする
画像拡大できます  「色相・彩度・明度」で彩度を−100にします。

 

カラーバランス
画像拡大できます  「カラーバランス」のスライダーを動かして、それぞれの微妙なトーン調整をします。

トーンカーブ 明るさ・コントラスト
画像拡大できます  「トーンカーブ」で、緩やかなS字ができるように暗部をしめ、明部を明るくし、コントラストを高めます。

フィルタ フィルタ効果
画像拡大できます  フィルムで撮影するときのように、フィルターを掛けます。ここでは「黄(Y)」のイエローにしました。この他、赤や橙があります。また、カラー写真に対するフィルタ、セピアの度合などをここで調整することができます。
 カラーバランスでの調整をしていますので、ここは省いてもいいでしょう。

シャープネス 最後にシャープ
画像拡大できます  シャープネスは、画像を予め拡大して、画像を見ながらスライダーで適量を掛けます。掛けすぎると、画像劣化になりますので、注意してください。

 この画像はWeb用に画像解像度を下げていますので、大きなプリントには向きません。完成画像は上の「モノクロ化した画像(完成)」です。





※画像には著作権があります。個人で楽しまれる以外には無断で応用することはできません。
OLYMPUS Studio 2メーカーサイト


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