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英会話をより速く覚えるには、聴くことが大切です。聴き取れる練習をすることです。何を言っているか?全部分かろうとしないで、知っている単語を聞き分けるようにして聴きましょう。
AFN(American forces Network)は、在日アメリカ軍のラジオ放送です。natural speedの会話の中から聴き取れる単語を見出しましょう。最初は5分間聴いて、2~3語分かればOK! その後その数をちょっと増やしていけばOK!全部分かろうとしないこと。意味を「えーと」などとさかのぼらないこと。直感的にその意味が分かれば最高ですが、分からなくともどんどん次を聴くことが肝心です。焦らずとも、やがて分かるときがきますよ。
ポイント:英語は要点を最初に言うので、話の最初を聞き逃さないように。
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自分の話したいことを最大限短く話すこと。長くだらだら話されると、あなたならどうですか?「いったい何を言いたいんだ!」と思うでしょう。これは英語でも同じです。
I want to go.
Where?
Japan.
When?
Next year.
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あまりにも短すぎる会話かもしれませんが、これでも十分に会話になっています。最初は、このように短くとも通じる英語を話しましょう。これは「話したい」という気持ちが「作る」ものです。少し長く話すのはたやすいことです。
ポイント:英語には決まった順番があります。その順番に従って言葉をはめ込むだけです。
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日本語の順番に直さないこと。英語で話されたことを、日本語の順番に直している暇はありません。会話はその瞬間瞬間のコミュニケーションなんです。英語の順番で考え、英語の順番で話すようにしなければなりません。 |
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創作すること。学習は受身ではほとんど身につきません。考え方もポジティブでなければ幸せになれません。不幸が降りかかっても、それをバネにできる人はHappyになれる人です。英語も学習(教わる)することではなくて、自分に合った習得をすることです。たくさんのテキストやCD、学校に通ってもなかなか得られないのは、自分に合っていないからです。すべてのテキストは、参考資料です。それを基にして自分なりの習得法を捻り出すのです。
創作するということは、物事を体系的に考えるということです。まず総体的にどのような構造になっているのか?どのポイントをつかめばよいのか?そしてある程度つかんだらどの部分でdetailに入っていったらよいのか?これは英語だけではなく、どんなものにも応用することができます。
創作するということは、よく観察すること、ポイントを摑むこと、そして常にバランスとリズムを持って対応することなのです。
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難しいと考えないこと。この「難しい」と考えることは、マイナス思考です。山登りで例えたら「遭難」になってしまいます。この言葉が頭の中に浮かんだら、きっと途中で止めてしまうでしょう。そうならないためにも、「やさしい」と考えることです。「あ~、こういうことか!分かった!な~んだやさしいじゃん!」と自分自身を励ましましょう。
難しい単語や表現は、捨てましょう。今は必要ありません。そんな難しいことを覚えても普段の会話にはあまり必要ありませんからね。
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英語学習につきものの用語を捨てること。やれ前置詞だとか、やれ名詞、代名詞、接続語、関係代名詞なんたらかんたら、そんなことは受験勉強の英語学習法であって、簡単に話すためにはむしろ邪魔をしているのです。 |
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ノーティングすること。最近パソコンなどの発達で、あまりノーティングすることが減ってしまいました。ところが、キーボードを叩くよりもはるかに覚えるのが書くことです。ファイリングのできるノートは、後で項目ごとに仕分けるのに便利です。小さいメモ帳は、外出の際に持って出掛けます。電車の中や街の中で知らない単語やカタカナを見てメモを取ります。電子手帳があればその場で調べるようにします。
俳優は身体を動かしながら台詞を覚えるそうです。小説家は歩きながら着想するそうです。私たちはノーティングして覚えましょう。
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目的を持つこと。目的を持っている人と持っていない人では、英語の習得のスピードが格段に違います。そこには強い願望があるからです。人を動かすのは、強い意志です。これは何をするときでも共通しているところです。逆に意思のないところには、何も生まれません。
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英語以前に必要なこと。それはスマイルです。あいさつです。日本では挨拶をしても挨拶を返してくれない人がたくさんいます。私の知っている限り海外ではほとんどの人が挨拶を返してくれます。それもスマイルで。このスマイルは、世界共通で、英語を話すよりも大切なものではないかと感じます。スマイルが素敵な人は、好かれますし、仕事の上でも成功する可能性が高いと言えます。
Your smile is happy.

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より詳しい内容は、PDF版『やさしい英会話のコツ』に書かれています。 |
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