Trekking
海外トレッキング旅行のワンポイント・アドバイス
海外旅行の装備品 海外トレッキングに必要な装備品 カメラ装備品
外貨の両替 海外でもドコモ 団体旅行で行くトレッキング
高山病対策 テロ対策・飛行機搭乗 やさしい英会話のコツ
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海外旅行の装備品
 
旅は、トレッキング・登山、また国、季節などそれぞれの目的によって装備品は違ってきます。ここでは、海外のトレッキングを中心に整理してみました。以下の表は、コピー&ペーストでWordなどへコピーし、プリントして使用することができます。

必ず
持っていくもの
パスポート ビザが必要かチェックしておく。(命の次に必要なもの)
□航空券(出発案内書) 目的のものか、間違って発行されたものでないかチェックしておく。
□現金 目的の国のお金に両替しておく。米国ドルは対応が多い。クレジットカード同様、分けて別々の場所に入れておくこと。ゆうちょ海外両替カードJTBの外貨宅配サービスは便利
トラベラーズチェック 
(使う予定がある人)
サインをし、控えを別に取っておくこと。
クレジットカード 身分証明書にもなる。VISAなどは強い。紛失、盗難などを考えて、番号などを控え、別口に保管する。
海外旅行保険証 必要な部分を持参。コピーを取り、控えも。
イエローカード
(必要な国の場合)
予防接種証明書(アフリカなどの一部で必要)
国際運転免許証
(車を使う予定がある人
レンタカーを利用の際に必要
必要であるもの □パスポートのコピー 盗難、紛失に備え、旅券番号ページをコピー。
□パスポート用写真 予備2枚。写真の裏にはパスポート番号と氏名を記す。
□航空券のコピー 紛失の際、役立つ。空港で航空券を受取る際は、空港内で取る。
□洗面用具 最低限必要なものを。男性は剃刀を(預ける荷物へ)
□着替え あまり欲張らない。
□雨具 折畳傘があると便利。
□化粧品 使い慣れたもの。必要最低限。
□生理用品 コンパクトな日本製がベスト。
□薬 常備薬。バンドエイドなども。
□カメラ・ビデオカメラ 予備のフィルム、電池は予備を。別表参照。
□目覚まし時計 モーニングコールの信用度は100%ではない。
□スリッパ 欧米のホテルでは、室内のスリッパはない。折畳スリッパは、機内で使うと足が楽だ。
□ガイドブック・地図 必要最小限のもの。必要なものだけ縮小コピーすると、コンパクトになる。
□筆記用具 メモ帳とペン。ホテルの名前や部屋番号、ガイドに聞いたものなどメモする。旅の記録やカメラの記録メモとしても活用。
あると便利なもの 万能コンセント 国によってコンセントが違う。これは、ほぼ全世界をカバーしている。
□懐中電灯 停電や遺跡の見学などに使う。
□ウェットティッシュ 水の使えない土地やちょっとした洗面に使う。
□水筒(テルモス) 海外は水の事情が悪い。沸騰したお湯などを持つ。
□日焼け止め 日差しの強い土地へ行く時や当地が夏に持参。
□虫除けスプレー 自然を探索する土地では、必携。
□水着 リゾート地で泳いだり、温泉に入る時。(欧米では素っ裸では入らない)
□会話ブック(電子ブック) その国のちょっとした単語集。その国の言葉で「おはよう、ありがとう」など言われると嬉しいもの。

海外トレッキングの装備品
トレッキングといっても幅が広い。ヒマラヤ、アンデスなどの高所では、高山病と防寒、そして食事対策もしておかなくてはならない。
登山用品 帽子 低所の日除け用と高所の防寒用(耳を隠せるものがベスト)
登山靴 防水の利く軽登山靴以上。くるぶしまで覆うタイプ。
靴下 薄手、厚手。登山靴に合わせて。予備も含む。
ズボン 伸縮性があり動きやすいもの。濡れた場合に薄手の着替えズボンも。
長袖シャツ 保温性のあるもの。薄手と少し厚手。
半袖シャツ Tシャツ、ポロシャツ類。速乾性の素材が快適。
セーター ウールセーター、フリースジャケットなど。厚手のものを用意。
羽毛服 厚さはトレッキング内容による。少し大きめで、お尻まで隠せるものがベスト。
雨具 上下セパレート型が最適。ゴアテックスなど、防水性と透湿性をわせもった素材であればウィンドヤッケとしても兼用できる。折畳傘があると便利。
手袋 防寒用。防水用(少しの雨でも手がかじかんでしまう)
スパッツ ぬかるみの泥除け、登山靴への雪の除去に。ロングスパッツが最適。
ストック バランス保持に。場所によってはピッケルが必要。機内に持ち込めない。
洗面用具 タオル、ちり紙、石鹸(環境を壊さないもの)、歯磨きセット。
個人用医薬品 風邪薬、鎮痛剤、下痢止め、常備薬、日焼け防止クリーム、リップクリームなど。空気が乾燥している土地では、のど飴やうがい薬。防虫スプレー、サロンパスなど。
筆記用具 ボールペン、小ノート。
サングラス 紫外線を充分カットできるもの。
水筒 トレッキングにより、1リットルから2リットル。テルモス(魔法瓶)は便利。
寝袋 トレッキングに必要な場合。初冬用(羽毛入り)であれば充分。
懐中電灯 手を離せるヘッドランプが最適。予備電池、電球も。
小型ザック トレッキングによるが、トレッキング中に貴重品、雨具、防寒具などを入れて自分で背負うもの。街歩き、機内持ち込み用としても便利。
ダッフルバック トレッキングによるが、荷物をポーターに預ける、または、馬などに預ける荷物を入れるもの。キャンプ地間を運んでもらうためのバック。丈夫な素材でないと破れる恐れがある。収納物はポリ袋などで防水しておく。
嗜好品 嗜好品 口に合うもの。日本食にこだわる人。現地食が喉を通らない人などは食欲が減退した時に役立つ。体力に自信のない人はアミノバイタルなども考えられる。

カメラ装備品
どこでどんな環境で何を撮るかによって、カメラも変えるが、普段持って行くカメラの装備品として参考にして欲しい。特にカメラ愛好者の装備品リスト。この中から持って行くものだけをセレクトし、チェックする。

三脚 三脚 安定は重量に比例するが、工夫次第で安定させることができる。機内に持ち込めない。
三脚ケース 飛行機で移動の場合は、ケースに入れスーツケースかダッフルバックに入れる。
備品 メモノート 撮影記録を取る。
手袋 朝夕の撮影は寒い。防寒用とインナー用(細かい作業の時に使う)
羽毛服 じっと待って撮影する時に使用。耳まで覆う帽子なども必要。
カメラ用カバー 寒風や雨を避ける。
ライト 朝の暗いセッティングの時などに使用。
ビニール袋 寒い外から温かい部屋に入る際などカメラに被せる。
レンズクリーナー レンズやボディーのメンテナンスなどに必要最低限用意する。
その他 自分流の中で小物も使いやすいように揃え、配置しておく。
デジカメ デジタルカメラ 高解像度のコンパクトなもの。
記憶媒体 コンパクトフラッシュ、SDカードなど。
電池 寒冷地ではかなり必要。山奥に入ると充電できない。
充電器 街のホテルに泊まった時は、フル充電しておく。
フィルター 最低UV、PL。できればNDも。
ケース デジカメはデリケート。撮影する時意外は、ケースに入れておく。
















外貨の両替は、銀行の「外国為替・外貨両替」というような窓口で行っています。
トラベラーズチェックは、本人のサイン(オリジナル・サイン)が必要です。万一、紛失や盗難にあっても再発行されますので、海外旅行へお出かけの際はとても重宝します。しかし、パック旅行のようにスケジュールが緻密ですと、使う時間が制約される場合があります。発行には、トラベラーズチェック金額の1%の販売手数料がかかります。
トラベラーズチェックを紛失したり、盗難に遭ったりしたら? 1)オリジナルサインがしてあること。2)カウンター・サインをしていないこと。3)盗難に気づいてから24時間以内に届け出があること。4)発行通知書(Sales Advice)を所持していること。5)警察への届けが出ていること。などが必要です。
トラベラーズチェックを使い残してしまったら? 次の海外旅行の時にも利用できます。また、円に再両替することもできます。トラベラーズチェックには有効期限がありません。この際の両替の手数料は不要です。
海外で使えるキャッシュカードがあると聞きましたが?「キャッシュパスポート」は、国内で預けた円が、世界約110カ国のCD・ATMから現地通貨で引き出せます。詳しくは、銀行窓口の「外国為替・外貨両替」カウンターへ。
この他に、ゆうちょ海外両替カードJTBの外貨宅配サービスは便利です。
ドコモの国際ローミングサービス(WORLD WALKER)は、自分のドコモの携帯電話にかかってきた電話を世界約110の国と地域で受けられるサービスです。滞在国内での通話や日本への国際電話も利用できます。
フリーダイヤル 0120-68-0200 又は ドコモ国際サービスへ。 

高山病対策

標高3000mを超える高地からの緊急移送を要する重症の高山病罹患者が続いて発生しています。
高山病(肺水腫)のため死亡。高山病により昏睡状態に陥り、現地の病院に緊急入院したが、病状が改善しないため、チャーター機で移送され、集中治療室に収容。
高山病による激しい頭痛、下痢により脱水状態となり入院。
高山病による脳浮腫で意識不明となり、商用機で移送、集中治療室に収容。
高山病による脳浮腫で昏睡状態に陥り、現地の病院に緊急入院したが、容態が改善しないためチャーター機で移送され、集中治療室に収容。など観光地でも3000mを越えると危険なことがわかる。

注意事項


1.高山病の発生には体調が大きく影響するので、体調の悪い時は、高地に赴くことは避け、余裕のある日程で行動すること(ツアーに参加する場合は日程をよく確認すること)。

2.高地に着いた際には、アルコール、喫煙及び睡眠薬等の服用は避けるとともに、体調に留意しつつ十分な休養をとること。

3.水分を十分に摂取し、食べ過ぎないこと。

4.必要に応じ、予防薬を服用すること。

5.万一の場合に備え、緊急移送等の内容の充実した海外旅行傷害保険に加入すること。

高山病とは

 高山病とは、低地から低気圧、低酸素の高地に上がったとき、体が順応出来ずに起こる一連の症状を言います。具体的には、標高1500m以下の低地から、2000m以上、特に2500m以上の高地に48時間以内の短時間で到着した場合や、さらにその高度から1日に高度差500m以上上昇した場合に発症します。高山病の発症にはかなり個人差がありますが、一般に高度が高く、上昇速度が速く、睡眠時の高度が高いほど発症率が上がり、重症化します。特に低地から飛行機で一気に高地に上がると症状がでやすくなります。
 例えばペルーのクスコの標高は3400m、ティティカカ湖の標高は3800mで、低地から短時間で上がってきた人の3人に2人が「山酔い」と言われる軽度の高山病を起こします。症状は頭痛、倦怠感、耳鳴り、吐き気、腹部膨満感等で、頭痛は起床時にあり、時間と共に軽減する傾向があります。また、就寝後の頻繁な覚醒や不眠感も典型的な症状の一つです。
 高山病は重症化すると肺に水が溜まる「高地肺水腫」や脳がむくむ「脳浮腫」になり、適切な治療を受けると共に急いで酸素の濃い低地に下りないと死亡することがあります。


高山病予防

高地に到着後1週間は過度な運動を避けましょう。高山病の症状は、高地到着直後には出ませんが、到着日に元気に動き回った人ほど発症し易くなります。

2.高地到着日と翌日はアルコールの摂取と睡眠薬の内服は避けましょう。どちらも呼吸を抑制し、高山病を発症し易くします。また、喫煙も好ましくありません。

3.水分を十分取りましょう。アルコール以外の飲み物なら何でも構いません。とにかく水分を沢山摂りましょう。

4.すぐにエネルギーになる炭水化物を多く摂取しましょう。飴を舐めるのは非常に良いことですが、チョコレートは脂肪分が多く、高地では食欲低下の原因になるのでやめた方が良いでしょう。また、食事に米や麺類を食べることは良いことですが、低酸素では消化機能が低下するため、食べ過ぎに注意して下さい。消化薬の服用はお勧めできます。

5.首を激しく振る運動は高山病の引き金になりますので、注意が必要です
6.
寒さ対策を充分に
7 寝ていて、体調が悪いな、頭が痛いななどと感じた場合は、ゆっくり起き出して、大きく深呼吸をしましょう。少し歩いて深呼吸を交えながら大きく腕をゆっくり振るなどの動きを取り入れてみてください。

予防薬の内服


 日本では緑内障の治療薬として販売されているAcetozolamide(商品名:ダイアモックス<DIAMOX>)の内服は高山病の予防効果がある他、不眠を改善したり、起床時の頭痛を緩和させるなど治療薬としても効果があります(ペルー国内でも250mg錠又は500mg錠が販売されており、ペルーの一般の薬局で処方箋無しでも購入可能です。日本では処方箋が必要です。日本旅行医学会のホームページから処方が可能な病院リストをリンクしています。

予防内服方法

.高地到着の前夜又は当日朝より内服を開始し、到着後3日目まで内服しましょう。

2.1日2回(朝、寝る前)、125mgずつ内服します。1日1回寝る前に250mg内服する方法もあります。また、体重が45kg以下の場合は半分に減量しましょう(ダイアモックス錠は縦横に線が入っており、半分又は1/4に割ることが可能です)。

3.起立時、足底がジンジンしたり、手指の先端を机等に押しつけたときにジンジンする感じがあれば、血液中で薬が最適濃度になっていると言われています。逆に、何もしなくても指先がしびれる場合は、薬の量を半分に減らしましょう。

4.ダイアモックスは利尿作用(尿の量が多くなる作用)がありますので、水分を十分補給して下さい。また、血圧を下げる薬を飲んでいる人は血圧が更に下がってしますことがありますので、内服前に医師に相談して下さい。

5.ダイアモックスは本来、目の病気、緑内障の治療薬です。現在、緑内障の治療を受けている方や、過去に眼圧に異常があった方は、内服前に医師に相談して下さい。


テロ対策・飛行機搭
  1. テロ対策の一環として、飛行機搭乗の際のチェックが厳しいものになっています。機内に持ち込めないものは、以下のようになっています。
    • 三脚、はさみ、小型のナイフ(どんなものでも)、ピンセット(鋭利なもの)など。どんなに小さくとも、すべての危険性をはらんでいるもの。
    • カメラ備品としてのもの。(レンズクリーナーから電池にいたるまで)
    • ラムダのカメラバック「双六岳」以上の大きなザック。このザックでもサイドポケットには何も入れないようにします。
  2. ハンドフリーのチェックが厳しい。時間が掛かる。
    • X線を通すのを嫌ったフィルムは、今までハンドチェック(X線を通さずに係官の目でチェックしてもらった)をしましたが、最近では、とても煩くて、「何故X線を通さないのか?」と言われ、執拗にチェックされ、かなりの時間を要してしまいます。超高感度フィルムを持っていない限り、大丈夫のようです。しかし、フィルムは機内持込手荷物にします。
  3. 預け手荷物として、スーツケースやダッフルバックに三脚やストックなど長いものを入れます。壊れやすい高価なカメラやフィルムは入れません。
  4. アメリカへ入国する飛行機に搭乗する場合は、特に厳しいようです。最終日に泊まったホテル名や手荷物を預ける際に自宅の電話番号を聞かれたりします。預け手荷物の中を検査されたり、最終的に搭乗口で再度手荷物をチェックされます。ここでもし没収されるものを持っていた場合、預け荷物1個であれば、もう1個預けられるので、預けてもらうように頼みます。到着した空港で引き取れるようにすると、危険なものを持っていても返ってきます。

団体旅行で行くトレッキングへの準備と進行
  • スケジュールや歩行時間、その内容などを検討し、自分が行けるかどうか充分考えてから旅行社へ申し込む。
  • 旅程当日までの自己スケジュールを組む。体調の整え、装備の不備を補う。お金の換金を早めに済ませ、旅行先の資料(地図や解説書)を読み予備知識をつける。
  • 旅行社から送られてきた資料や講師がいる場合は、講師のアドバイスをよく読んでいること
  • 個人旅行と違って、団体旅行は、苦労しなくとも案内してくれる分、勝手な行動は慎まなくてはならないし、ツアーリーダーや講師の言うことをよく聞き、他のお客さんにも迷惑を掛けないようにする。(トレッキングは、少なくとも危険な場所への小規模な冒険。ツアーリーダーは、添乗員ではなく、間違いなくエスコートする人であり、リーダーシップを持っている人です)
  • 旅行開始当日は、指定された時間より早めに空港へ行き、余裕の中でしなければならないことを実行していく。受付の前に帰りの荷物を送る場合、送り先状を書いておく。両替も済ませておく。空港内は1つの街。食事をしたり、買い物をしたり、お土産を買ったり、新しい発見があるかもしれない。
  • 受付時間になったら、決められた場所へ入ります。その際、機内持込手荷物や預け手荷物をX線に通します。決められた番号の受付場所へ進みます。氏名を名乗って、ツアーリーダーにチェックしてもらい、預け手荷物を入れます。搭乗券を受取り、ツアーリーダーの今後の予定を聞きます。登場までの行動、全行程の予定など。
  • この後は、ツアーリーダーの指示に従っていきます。自由行動はできません。もし、時間に余裕があって、ツアーリーダーの認可があれば、少しの間だけ自由時間が持てます。この際、必ず決められた時間に決められた場所へ戻ってきてください。
  • 基本的に自分の荷物は自分で責任を負います。待合室に荷物を置いてトイレに行ったり、誰かに頼んで行くと、頼まれた方が迷惑します。
  • とかく日本人は、危険察知が薄いと言われます。どこで誰が貴方を狙っているかもしれません。油断大敵です。


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